濃縮還元とストレート果汁の違いは?栄養の違いはあるの?

ジュースが3本机にのっている画像 こども

こんにちは、ととちゃです。

ととちゃ家の娘は2歳を過ぎ、これまでは麦茶かお水しか飲んでいませんでしたが、なんだかジュースを飲む機会が増えてきたように感じます。(お子様ランチにももれなくついてきますしね)

できるだけ果物そのままの味を感じられるジュースを飲ませたいなと思い、色々なジュースの表示を見ていると、果汁100%と記載があるが、よくみると「濃縮還元」と書いてあったり、「香料」が入っていたり…難しい。

これまであまり意識せずなんとなく体に良さそうと「100%」と記載されているオレンジジュースを買っていたととちゃ家のパパママは、娘のジュースデビュー前に詳しく調べてみました。

1. 濃縮還元とストレート果汁の違い

100%ジュースの種類は主に2つ、「濃縮還元」と「ストレート果汁」

① 濃縮還元

搾り取った果汁を、加熱したり真空状態にしたり、凍結させたりするなどして含まれる水分を飛ばし、ペースト状に濃縮、保存し、容器に詰める段階で水分を加え元の果汁の濃さに戻したもの。

② ストレート果汁

搾った果汁を加熱殺菌し、そのまま容器に詰めたもの。

2. 濃縮還元のメリット、デメリット

濃縮還元のメリット

① 長期保存が可能になる

濃縮する際、水分を飛ばすため、空気に触れる体積が小さくなり酸化しにくくなるため、ストレート果汁に比べるとかなり保存期間が可能になります。

②品質が安定する

砂糖、香料など様々な添加物を加えて味を調整できるため、安定した品質で販売することが可能になります。

③安価で販売できる

メリット①②に加え、濃縮することで果実の体積を減らし、大量に輸送することができるため、輸送コストが抑えられ、以上の理由などにより価格を抑えて販売することが可能になります。

濃縮還元のデメリット

① 味が落ちる

加熱して水分を飛ばす過程で、果実本来の風味が損なわれ、砂糖や香料などが添加されるため、果物本来の味とは味わいが異なります。

② 原材料が不透明になる

原産国名が不明瞭な商品も多々あり、国産なのか外国産なのか分かりませんし、外国産の場合、日本で認可されていない農薬が付着した粗悪な果物を原料として使用しているケースもあります。

濃縮還元で使用される果物は輸入されたものがほとんどです。

3. ストレート果汁のメリット、デメリット

ストレート果汁のメリット

① 本来の風味を味わえる

ストレート果汁は、絞った果物をそのまま容器に詰めて販売されているため、果物本来の味が楽しめます。

② 無添加なので安心

ストレート果汁には添加物を使用できません。そのため、こどもにも安心して与えることが出来ます。

③ 国産のフルーツを使用していることが多い

ストレート果汁のデメリット

① 価格が高い

含まれる水分は、果物を絞った果汁のみを使用し、水などを加えないため果物に対する生産量が少なくなり、果物の供給量は収穫量に左右され安定しないため、必然的に価格は高くなります。

② 日持ちしない

最低限の殺菌のみを行うため、濃縮還元に比べ、日持ちしません。

4. 栄養の違いは

結論、どちらも加工過程で加熱は同様に行われるため、含まれる栄養素の量には、あまり差はありません。

ちなみに、加糖5%以下であれば「100%ジュース」と表記してもよいという規定があるそうです。
果汁に元々含まれていた糖分以外に、あとから糖類は加えた場合には「加糖」と表示することになっています。

最後に

娘のジュースを飲む機会が増えても、気にせず安心して飲ませられるように我が家では「国産のストレートジュース」を選んでいます。
日頃お世話になっている自然食品店に、ナガノトマトさんの国産ストレートジュース(りんごとみかん)が売られており、ジュースデビュー時からずっと愛飲中!価格は少し高価ですが、とっても安心で美味しくて娘も大好物です!少量の紙パックタイプがあるので、おでかけの際にも便利ですよ。

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